商品の詳細
●製作年:1790年頃\r●素地:硬質磁器\r●サイズ\rカップ\rW:5.5cm\rH:5.5cm\rソーサー\rW:11.5㎝\rH:2.5㎝\r\r18世紀半ば、ルイ15世は、フランスにおける磁器の特権すべてをセーブルに注ぎ込んだ為、他の工房にとっては地獄の時代でした。\r\r金彩も色も使うなというのですから酷い話です。そのせいで、本来実力がある磁器窯は泣く泣く最低限の白磁や染付しかできませんでした。しかし、彼が崩御しルイ16世が即位してからは規制は緩和され、金彩やパレットも自由に使えるようになっていきます。民間における磁器工場を立ち上げようとする人々が出現するのもこの頃です。\r\rただ、実力があっても、後ろ盾がなければ名声を上げることなどできない時代。多くの磁器工房は、王侯らへ積極的にプレゼンを行い、自身の窯に資金提供を行ってパトロンになるよう強く要望していきます。\r\r今回のティルー工房もそのひとつ。彼らの後ろ盾になったのは…他でもないマリーアントワネットです。彼女はこの窯を視察した際、いち早く硬質磁器を導入した高品質さを気に入り、晴れて後援となります。\r\rあの酪農場の主たる装飾はティルー通り工房の食器がメインとなり、その他も多くの製品がトリアノン宮殿に納入されました。ルイ16世は別途にランブイエのセルヴィスをセーブルに製作依頼します。しかしながら、実際に使われたことは殆ど無かったと言われています。革命が始まったのも起因ですが、セーブル美術館を始め、残存する一式は非常にきれいな状態で残されているからです。その為、普段使いとして酪農場で使用していたのは、ティルー通り工房の食器だったそうです。ロゴのAはアントワネットのA、王冠は王妃からのお墨付きという意味合いも込められています。\r\rその中から、今回はセーブルを模した、リトロンカップをお出しします。\r持ち手は差別化を図って円形に手にフィットするようになっていますが、基本的にはセーブルを踏襲しています。花絵に関してもコピーしていますが、硬質磁器に移行して、四苦八苦の最中であるセーブルと比較しても\r大変クオリティは高く、技術力の高さが伺えます。\r\rフランス革命後は経営が安定せず、1804年には工場は売却され閉窯となります。18世紀の全盛期に消えていった多くの窯と作品たち…幾世紀を経ても今、目の当たりにするこれらが本当の”幻の窯”なのです。
カテゴリー: | キッチン・日用品・その他>>>コーヒー・ティーカップ>>>カップ・ソーサー |
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商品の状態: | 目立った傷や汚れなし |
配送料の負担: | 送料込み(出品者負担) |
配送の方法: | ゆうパック |
発送元の地域: | 宮城県 |
発送までの日数: | 1~2日で発送 |
商品の説明
ティルー通り磁器工房 1790年頃 リトロン金彩花絵 カップ&ソーサー
ティルー通り磁器工房 1790年頃 リトロン金彩花絵 カップ&ソーサー
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